GIキャップ伝説 #011

エルヴィス・プレスリーがアメリカ陸軍に入るのは、1958年のことです。

その時代のアメリカには徴兵制があって、一定の年齢になると、誰でも徴兵される可能性があったのです。

エルヴィス・プレスリーはドイツ駐留となって、この地のプリシラという少女と出会っています。
後にプリシラはエルヴィスの最初の奥さんになっています。

また、エルヴィスの陸軍体験から生まれた映画が、『G Iブルース』。
エルヴィスがG Iになって登場。
主題歌の「G Iブルース」もヒットしたものです。

ところでなぜ、アメリカ兵のことを「 G I」と呼ぶのか。
これは「ガヴァメント・イッシュー」の頭文字なんですね。
「官給品」の意味。

頭のテッペンからつま先までぜんぶ、軍から与えられた制服を着ているから。

カーキ色のチノ・パンツも、白いTシャツも、G Iキャップも。
G Iキャップは畳むと平たくなる帽子。
被らない時には、上着やシャツの肩章に挟んでおくこともあります。

ただし、G Iキャップは俗称。
正しくは、「オーヴァーシーズ・キャップ」。「海外派兵帽」。
そうは言っても国内でも被るのですが。

また、「アーミー・キャップ」とか、「ガリソン・キャップ」と呼ぶこともあります。

いずれにしても、オーヴァーシーズ・キャップは脱いだ時に邪魔にならない、機能的な帽子であるのは間違いないでしょう。