グリーン・ハットの物語 #010

赤瀬川原平の本職は、前衛芸術家。

また、尾辻克彦の名前では、小説を書いてもいます。
兄の、赤瀬川隼も、作家。
姉の赤瀬川春子は、帽子デザイナーだったそうです。

赤瀬川原平は自宅が建てる時に、ひとつの夢があった。
それは屋根をグリーンにすること。
つまり屋根を庭に見立てて、植物を植えること。
これはかなりの成功だったそうです。

グリーンの屋根は室内の温度調整にも役立つのではないでしょうか。
というのは一般家庭ではなく、大きなビルでも屋上にグリーンいっぱいにすることがあるようです。

グリーンにもさまざまで、最近では水栽培というのか、ほんの少しの水さえあれば育てられるんだそうです。
植物の育て方も、進化しているのでしょう。

それなら、帽子の「屋上」でもグリーンを育てることも可能かと。

帽子のクラウンをほぼ平らにすれば良い。
後は防水性。クラウンから水が垂れてこないように。
水はこれで用意できる。

後は太陽光。
太陽光は、万全。
陽当たり問題なし。

というのはそのグリーン・ハットを被って外を歩くわけですから、太陽光に不自由しません。

第一、「屋上」のグリーンで人の目を愉しませることができるではありませんか。

それに、自宅に帰ってからも愉しみは続く。
グリーン・ハットを脱いで、部屋の適当な所に置く。
と、そこが花畑にもなってくれる。

グリーン・ハットは自然環境に優しい、いや、自然環境を創ってくれる帽子なのです。