ケピの伝説 #021

ケピ kepi は昔、フランスの警官が被っていた帽子です。

短く、光沢のあるヴァイザーが前にありますから、キャップの一種です。

クラウンは高く、しかも天井はフラット。
これがなによりのケピの特徴です。
つまりクラウンは円筒形になっています。
もっともスタイルによって、その高さや、傾斜に様ざまな変化があるのですが。

ひとつの説として、1830年代に、フランスの外人部隊が被ったとも言われています。
つまり、もともとは軍帽だったのです。
軍帽から後に、警官の帽子にもなったのでしょう。

ケピを愛用したひとりに、シャルル・ドゴールがいます。

若き日のドゴールは優れた軍人でもありましたから、当然でもあります。
そのため俗に、「シャルル・ドゴール帽」と呼ばれることも。

1930年のアメリカ映画に、『モロッコ』があります。
マリーネ・ディートリッヒと、ゲイリー・クーパーの共演。
ゲイリー・クーパーは外人部隊兵の役ですから、ケピを被る場面があります。

映画といえば、『カサブランカ』。
『カサブランカ』に出てくる警察官も、やはりケピを被っています。

いろいろとスタイルを変えれば、今も立派に通用します。

ケピも、記憶に留めておきたい帽子のひとつです。