ハヴロックの伝説 #026

サマー・ハットにも実にいろんな種類があります。

ボーター、パナマ、ストロー……。
すべて、サマー・ハットの仲間です。

夏はやはり太陽光線を防いでくれる何かが欲しくなってきます。

というよりも、サマー・ハットが帽子好きになるきっかけということも、少なくないでしょう。

サマー・ハットのプラスアルファーに、「首布」があります。
帽子を被るとたしかに頭は涼しいのですが、首筋に陽が当たることが。

この首筋への光を防いでくれるのが、「首布」。
あれは、「ハヴロック」 havelock の名前で呼ばれるものです。
もちろん帽子用語のひとつ。

でも、なぜ「首布」が「ハヴロック」なのか。

これは英国の優れた軍人であった、サー・ヘンリー・ハヴロック Sir Henry Havelock に因んでいます。

1824年のビルマ戦争や、1839年のアフガン戦争にも出陣し、活躍しています。
部下から、「ハヴロック・セインツ」と呼ばれたほどに、信仰心の篤い人柄でもあったそうです。

そのサー・ヘンリー・ハヴロックが「首布」を考えたので、
今に「ハヴロック」の名前で呼ばれるわけです。