ストリーマーの伝説 #027

たいていの帽子にリボンが付くのは、言うまでもありません。

正しくは、「ハット・バンド」と呼ばれます。

ハット・バンドひとつで、帽子全体の印象が変わること、驚くばかりかです。

昔、小西得郎という野球解説者がいました。
小西得郎はまた帽子名人でもあった人。
ソフト・ハットを実に愉しそうに、被っていました。

小西得郎は、古いネクタイをとっておいて、これをハット・バンドにしたことがあるんだそうです。
なかなかおしゃれな考えですね。

ハット・バンドとは別に、帽子の飾りとしての、「ストリーマー」 streamer があります。

たとえばスコットランドの民族帽子に「グレンガリー」というのがあって、
この帽子の後正面に、小さなリボンが付くことがあります。

あれが、「ストリーマー」なのです。

時にはジョッキー・キャップの後側に付くこともあります。

あのストリーマーは昔のサイズ調節と関係しているのかも知れません。
キャップ下端に紐を通して、結ぶことによって帽子をフィットさせた。

そのための結目がストリーマーとなったのでしょう。