リネン・キャップの物語 #024

たとえば、バーに入ったとしましょうか。

もし、そのバーで麻の布巾を使っていたなら、それは良いバーと思って間違いありません。

良いバーではグラスを「磨く」と言います。
ただ拭くのではなく、「磨く」。
と、ガラスの奥から美しい輝きが出てくるのです。

リネンの布巾は決して糸くずが付くことがない。
だから麻の布巾だと、ピカピカに仕上がってくれるのです。

麻はもっと見直されて良い天然繊維でしょう。
また、世界最古の天然繊維とも言われています。
紀元前数千年前から使われているとも。

麻は熱伝導率が高い。
また、水分をもっともよく吸収する。高熱にも強い。
それに不思議なことに、洗えば洗うほど白さをます。
さらには、乾きが速い。

リネンの良い点を挙げればキリがないほどです。

ことに夏向きの素材でもあるでしょう。

そのリネンのニット・キャップが欲しい。
麻糸で編んだ帽子。頭にぴったり被る帽子。

これは快適でしょう。
第一、部屋の中でも被っていられる。
上品なナイト・キャップのつもりでもあります。

夏の帽子は汚れやすい。
でも、リネンならすぐに洗えるし、すぐに乾く。
それにニットだからシワを気にすることもない。
帽子が乾いたなら、頭の上からぎゅっと被れば、ぴったりフィットしてくれるから。

リネンのニット・キャップ。

これこそ「夢の帽子」でしょう。