キャンバス・ハットの物語 #025

キャンバスは、あのキャンバスです。

今、トートバッグによく使われるキャンバス。
丈夫この上もない綿布であるのは、言うまでもないでしょう。

昔、「ズック」と言ったものですが、もともとは同じもの。
「ダック」 duck が訛って、日本語の「ズック」になったのです。

キャンバスはまた、「セイルクロス」とも。
古い時代から、帆布として用いられれてきたから。
「ほぬの」とも、「はんぷ」とも訓むのは、そのためです。

キャンバス canvas はラテン語の「カンナパケウス」 cannapaeus から出ています。
これは「麻」の意味。
古代のキャンバスは麻織物だったと思われます。
それが後の時代に、綿でも織られるようになったのでしょう。

帆布には10号、8号、6号……などがあって、次第に厚さを増す。
これは好みの問題でもあるでしょう。

この帆布で、ブッシュ・ハットを作ってみたい。

ブッシュ・ハットは、サファリ・ハットのことです。

キャンバスの帽子だから、「キャンバス・ハット」。

雨に強く、風に強く、カッコイイ。

クラウンの両脇に、小さなループを用意しておけば、ブリムに添えた細い紐を通して、ブリムを固定することも、できるでしょう。