テライ・ハットの伝説 #029

「テライ帽」と言えば、日本の帽子のようにも思えるのですが、れっきとしたイギリスのものです。

テライ・ハット terai hat は、クラウンが丸く、
頂上の大きなボタン付いた、フェルト・ハットのこと。

戦前の日本でも流行ったことがあります。
その時には、「寺井帽」と呼ばれたりしたものです。

テライ terai は、「タライ」 Tarai から来た言葉。
「タライ」は、インド北東部の町の名前です。
無人島、この地に駐留していた英国人が考えたものだと伝えられています。
それで時に「タライ・ハット」とも。

テライ・ハットは、防暑帽でもあって、クラウン頂上のボタンは空気抜きのためのもの。
1880年代にイギリスに伝えられて、乗馬帽として使われたこともあります。

多くのテライ・ハットはフェルト製ですが、
もっと自由な素材を使って、復活させた帽子のひとつでしょう。