ゴンドリヤーズ・ハットの伝説 #032

ゴンドリヤーズ・ハットは、イタリア、ヴェニスのゴンドラ漕ぎの被る帽子のことです。

1786年9月28日。
かのゲーテはヴェニスを訪れ、ゴンドラに乗っています。
なぜ、ゲーテはゴンドラに乗ったのか。

ゲーテの家にはゴンドラの模型があった。
それはゲーテのお父さんのコレクションだった。
ゲーテはいつもそれを眺めていて、いつかゴンドラにと、思っていたのでしょう。

ヴェニスのゴンドラは11世紀の昔にはじまるというから、古い。
これは塩野七生著『イタリア遺文』に、詳しく出ています。

今、ヴェニスのゴンドラは、黒い船体が特徴になっています。
が、中世にはカラフルで、それぞれに華美を尽くしたものであったという。
ところがある時、奢侈禁止令が出されて、「黒以外まかりならん」となった。
で、今なおゴンドラの色は黒なんだとか。

ゴンドリヤーズ・ハットは、カノティエ、つまりボーターの原型だと思われます。
それほどに古い歴史を持っているのでしょう。

古いから良いわけではありませんが、もっとタウン・ハットにも応用したいものですね。