サマー・ホンブルグの物語 #030

ホンブルグは帽子の中の帽子。

あのホンブルグのクラウン、ブリム、なんと美しいカーヴでしょうか。
芸術品以外の何物でもありません。

ホンブルグ homburg は、「ホンブルク」とも。
「ホンブルク」は、ドイツ語ふう。
「ホンブルグ」は、イギリスふう、ということになります。

ホンブルクは、ドイツの地名。
温泉のあることでもよく知られています。

1880年代にこの地をたびたび訪れたのが、英国皇太子。
後のエドワード七世です。
その頃、ホンブルクに帽子工場があった。
で、英国皇太子に敬意を表すために、特別の帽子を献上。
それが今の「ホンブルグ」なのです。

あの芸術品であるホンブルグを夏に被らないのは、もったいない。

そこで、「サマー・ホンブルグ」。
夏素材のホンブルグはぜひとも被ってみたい。
それもいろんな色のサマー・ホンブルグを試してみたい。
月曜日のサマー・ホンブルグ、火曜日のサマー・ホンブルグ……。

長渕剛の歌に、『12色のクレパス』があります。

ならば、「12色のサマー・ホンブルグ」。
「24色のサマー・ホンブルグ」。
「48色のサマー・ホンブルグ」……。

白や黒のサマー・ホンブルグ。
無數のグレイの、サマー・ホンブルグ。
ライト・ブルーのサマー・ホンブルグ。
ダーク・ブルーのサマー・ホンブルグ。

イエローの、ヴァイオレットの、レッドの、ピンクの……。

「48色のサマー・ホンブルグ」。

想像するだけで、愉しくなってくるではありませんか。