アイリッシュ・キャップの物語 #031

アイリッシュ・ポプリンという生地があります。

よくネクタイに使われる素材でもあります。
アイリッシュ・ポプリンはやや特別な生地でもあって、
シルクとウーステッドとの交織地なのです。

つまり、シルクの良さと、ウーステッドの良さがひとつになったマテリアルとも言えるでしょう。

アイリッシュ・ポプリンは、1820年にリチャード・アトキンソンがはじめたとの説があります。
今も「アトキンソンズ」社は健在です。

その昔、ヴィクトリア女王は、アイリッシュ・ポプリンのドレスをお召しになったことがあるそうです。

あのアイリッシュ・ポプリンで、一枚天井のキャップが作れないものでしょうか。

アイリッシュ・ポプリンには多くのクラブ・ストライプが揃っています。
同じように見えるクラブ・ストライプでも、布地の取り方ひとつで、
その表情は微妙に変わってくるものです。

昔、俗に「アイビー・キャップ」などとも呼ばれたものですが、
ちょっとそれにも似ているでしょう。

でも、アイリッシュ・ポプリンは、名案だと思います。