サン・ハットの伝説 #043

昔、「デスク·スタンド」というのがありました。
いや、今でも探せばきっと見つかるでしょう。

卓上スタンド、電気スタンド。

机の上に置いて、スイッチを入れると、電気が点く照明です。
あの卓上スタンドは、下にベースがあって、接続のための金属製の蛇腹のパイプがあって、この先にライトがある。
だから照明の角度が自由に選べるわけです。

あの電気スタンドをヒントに帽子が作れないものでしょうか。

まず土台となるスエット·バンドがあって、ここから細い継手が伸びている。
この継手は、一枚の「板」につながっている。
写真家の使う「レフ板」を小型にしたような。

「板」は、白いレザー。
この平たい、白いレザーは、自由に動かせる。
まさに「一枚の帽子」であります。

太陽の方向によって「板」の角度を変えられるのですから、どんな時でも眩しくない。
しかも頭と「板」には空間があるのですから、涼しい。
風通し最高の帽子です。

名づけて、サン·ハット。

「板」のことは、プレートとしましょう。
「プレート·ハット」であり、サン·ハットでもあり。

とにかくジョイントのクリップで留めるだけのことですから、プレート自体はラウンド型でもスクエア型でも自由に選べるわけです。