ダヌンチオ・ハットの物語 #041

ダヌンチオは、ガブリエーレ・ダヌンチオのことです。

イタリアの偉大な作家、ガブリエーレ・ダヌンチオ。
ダヌンチオの影響を受けた日本の作家としては、三島由紀夫がいます。
その意味でもダヌンチオはもっと評価されて良い文人でしょう。

ガブリエーレ・ダヌンチオは、二十世紀最大のダンディのひとりでもあります。
いや、もし二十世紀のイタリア人で、ということになれば、ガブリエーレ・ダヌンチオ以外の洒落者は思いつかないほどです。
小説家としても洒落者としても、ダヌンチオはもう一度見直さなくてはなりません。

そのダヌンチオが株って帽子のひとつに、「ダヌンチオ・ハット」があります。

「ダヌンチオ・ハット」はたまたまの名称で、とくにその名前があったわけではありません。
それは未来的な、先端的な、流線的な、ソフト・ハット。
つまり全体のカーヴがシャープなのです。

ガブリエーレ・ダヌンチオはよく、「モッチ&ローロー」でソフト帽の注文をしていたようです。
もしかすれば「ダヌンチオ・ハット」も、「モッチ&ローロー」製であったのかも知れませんが。

いずれにしても、カーヴの強い、美しいダヌンチオ・ハットを被ってみたいものです。