ガウチョ・ハットの伝説 #046

ガウチョ·ハットはスペイン生まれの帽子です。

フラットなブリムと、フラットなクラウンが特徴のもの。
もちろんフェルト製で、黒が多いのも特徴のひとつでしょう。

今でもスペインでよく見かける帽子で、これを被るとなんとなくスペイン風になってしまう帽子でもあります。

オペラの『カルメン』にもあのガウチョ·ハットが登場することがあります。
それは『カルメン』の背景がスペインであることと関係しています。

ガウチョ gaucho はもともとスペイン語での「牧童」の意味。
「スペインのカウ·ボーイ」と言って、それほど大きな間違いではありません。

というよりもアメリカのカウ·ボーイは、スペインから多くの影響を受けています。

たとえば典型的なウエスタン·スタイルに、「コンチャ」 concha があります。
よくウエスタン·スタイルのベルトの上に、金属の丸い飾りを付ける。
あれが、コンチャ。

コンチャはもともとスペイン語で、「貝殻」の意味。
コンチャは貝殻をモチーフにしているわけです。

「コンチャ」はほん一例ですが、カウ·ボーイがスペイン文化を受け継いでいるのは、本当のことです。

つまりカウボーイ·ハットも、あのガウチョ·ハットから生まれているのです。