カタイテュクスの物語 #069

古代ギリシアの風俗を知るには、『イーリアス』を読むに限ります。

『イーリアス』は、ホメーロスの作。
叙事詩。とても、長い詩です。
紀元前八世紀頃の詩。
というよりもこれ以上昔の物語は遺っていないのです。

でも、ホメーロス自身は盲目だったという。
つまりホメーロスはこの長い長い物語を口で、言葉で、語ったものなんでしょう

この中に。

「山羊のチーズを青銅のおろしですって…………」。

と、出てきます。

少なくとも古代ギリシアには山羊のチーズがあったわけです。
それも、ハード・タイプのチーズで、それをおろして食べるための、青銅の道具もあったことが分かります。
うーん。古代ギリシア文明は、進んでいたのですね。

『イーリアス』には、帽子の話も出てきます。

「カタイテュクス」がそれです。

「カタイテュクス」は、今風に申しますと、レザー・キャップ。
牛革で作った、頭にぴったりフィットする、シンプルな帽子。

古代ギリシアにおいての「カタイテュクス」は、若者の兜代わりでもあったそうです。
頭にぴったりフィットした、シンプルなレザー・キャップ。

これは今の時代でも通用するのではないでしょうか。

ぜひ、「カタイテュクス」を流行らそうではありませんか。