チャセン・ハットの物語 #080

茶筅は、茶道で使う道具のひとつであります。

時によっては、茶筌とも書くらしい。
茶道に詳しいお方に言わせると、一般の物が「茶筅」、高級になると「茶筌」になるんだそうです。

ごく簡単にいえば、茶を点てる時の、かきまぜる道具。
昔、江戸期の髪の結い方にも、「茶筅髷」というのがあったらしい。
髷の先端が茶筅に似ているので、茶筅髷。

茶筅は一説に、村田珠光の発案だったとか。
村田珠光が、宗砌にお願いをして、「茶筅」が誕生したと言われています。

茶筅は多く、ハチクで作るんだそうです。
ハチクを細く細く割いて、茶筅に。

あの細く一本一本を、「穂」と呼びます。

「八十本立て」、「百本立て」、「百二十百本立て」などの種類ががあって、この上なく繊細な道具であります。

あの茶筅の、「穂」を使って、夏の帽子が編めないものでしょうか。

いくら細いとはいっても、元は竹でありますから、丈夫。
それに形も作りやすく、風通しもよろしい。

「チャセン・ハット」は盛夏の理想の帽子のようにも思えるのですが。