アン・ハットの物語 #087

アンが好きだったものに、エンジェル・ケーキがあります。

「ここ1週間というもの、レベッカ・デューは、わたしのすきなものばかりごちそうしてくれて ーー たまごを10個もつかったエンジェルケーキを2度もつくってくれたくらいです。」

モンゴメリ著『アンの幸福』にはそんな風に出ています。
アンが「赤毛のアン」であるのは、言うまでもないでしょう。

エンジェル・ケーキは卵の白身を泡だてて、焼いたケーキのことなんだそうです。

ルーシー・モンド・モンゴメリが『赤毛のアン』を買いたのは、1908年のこと。
つまりその時代背景は1900年代のことと考えて良いでしょう。
二十世紀のはじめということになります。

1900年代はまことに美しい時代でありました。
貴婦人が貴婦人として、ちゃんと存在していた時代でもあります。
要するにアン・シャリーも小さな貴婦人だったわけです。

「いますごくはやっている、ブリーのベルベット製の小さな帽子で、ふさ飾りのある、金色のひもがついているの。」

『赤毛のアン』の一節には、そのように出ています。

さて、このアン・シャリーの帽子を作ってみようではありませんか。

もちろん、「アン・ハット」の名前で。