グスコーブドリ・ハットの物語 #106

最近、童話を読んでいますか?

「童話」は、童児の物語という意味なのでしょうか。
ただ、童話を読むと童心に還れるというのは、ほんとうだと思います。

『銀河鉄道の夜』は有名ですよね。
何度も映画化もされています。
『銀河鉄道の夜』はもちろん、宮沢賢治。

宮沢賢治は『銀河鉄道の夜』を、童話として書いた。
それも、未完であります。
宮沢賢治は1924年頃から書きはじめて、ついに完成することなく、遠い夜空に旅立っています。

『銀河鉄道の夜』は未完の童話であるにもかかわらず、あれだけ人を惹きつける力を持っているのです。

宮沢賢治は偉人であり、天才だと思わざるを得ません。

宮沢賢治の童話のひとつに、『グスコーブドリの伝記』があります。
グスコーブドリは人の名前で、イーハトーブの大きな森で生まれたとの、設定になっています。
この中に、不思議な帽子が出てきます。

「それは茶色なきのこのシャッポをかぶって外套にすぐにシャツを着た男で………………。」

「シャッポ」が帽子であるのは、言うまでもありません。
宮沢賢治の時代には、「シャッポ」はごく当たり前の日本語として使われたものです。

それはともかく、「きのこのシャッポ」、気になりますねえ。
大きなマッシュルーム型なんでしょうか。

大きなマッシュルーム型の帽子に、「グスコーブドリ・ハット」の名前をつけてみたいものです。