レッド・ハンティングの物語 #110

『グリム童話』に出てくる「赤ずきん」の物語はよく知られているところであります。

どうして「赤ずきん」かというと、原題が、『レッド・ライディング・フード』になったいるからです。

では、「赤ずきん」の生地は何であったのか。

「あるとき、まっ赤なビロードで、ずきんを作ってやった。それが、よく似合うのだ。女の子は気にいって、そのずきんばかりかぶっている。だから名前がついた。「赤ずきん」というのだ。」

『グリム童話』には、そのように出ています。

つまり、あの「赤ずきん」の素材は、ヴェルヴェットだったわけですね。

ところで、井上友一郎の小説、『残夢』を読んでいると、「ハンティング」が出てきます。

「そのハンティングも、外套も、あんたの好み皆地味よ。」

「黒田」という男が「彼女」から、言われてしまう場面。

もし、ハンティングが「地味」とおっしゃるなら、レッド・ハンティングにいたしましょう。

真紅のヴェルヴェットで作ったハンティング。

ぜひ、かぶってみたいものです。