ヘッセ・ハットの物語 #117

ヘルマン・ヘッセといえば、『車輪の下』でしょうか。
ヘッセは1946年には、ノーベル文学賞をも受けています。

ヘッセが終世、こよなく愛したのが、庭仕事。
執筆の間、毎日のように庭に出て、あれこれと手入れするのが、お好きだった。

その庭仕事などの折にかぶったのが、大きな麦藁帽子。

長い間、麦藁帽子かと思っていたのですが、実はパナマ・ハットだったらしい。

写真家、南川三治郎は、2000年頃にドイツを旅して、ヘッセの足跡を追っています。
今、その記録は、『ヘルマン・ヘッセを旅する』に収められているのです。

そこにはヘッセが庭仕事にかぶった大きな帽子の写真も出ています。
それを見る限り、どうもパナマ・ハットの思えるのです。

大きく、緻密に編まれたパナマ帽。

ただし、編んで、端の始末をしただけ。
ほとんど「帽体」状態。
ハット・バンドもなにも。
まったく付いてはいません。
でも、ブリムは相当に、広い。

いいなあ、ヘッセ・ハット。

なんだかヘルマン・ヘッセの気分が味わえるではありませんか。