サンダウンの伝説 #126

よく英米語の違いということが言われます。
同じ「英語」でも、イギリスとアメリカとでは言葉が異なってくることです。

たとえば、「タキシード」。
これは純然たるアメリカ英語。アメリカと日本以外ではまず通用しません。
イギリスでは必ず「ディナー・ジャケット」と言います。
因みにフランスでは、「スモーキング 」の名前で呼びます。

「プル・オーヴァー」もわりあいよく使う言葉ですよね。
これは、アメリカ英語。
まったく同じものをイギリスでは、「ジャンパー」と呼ぶのです。

アメリカでチョッキのことを、「ヴェスト」。
イギリスでは、「ウエイストコート」と申します。

イギリスでの「フロック・コート」は、アメリカでは「プリンス・アルバート」と呼ばれるのです。

もちろん、帽子にもいくつかあります。

たとえば、「サン・ダウン」sun down。
「サンダウン」はイギリスでは、「日暮れ時」。
アメリカでの「サンダウン」は、婦人用の大きなブリムの帽子のことになります。
サンダウン・ハットとは言いません。
ただ「サンダウン」だけで、日除け用の大きな帽子のことになります。

まあ、言葉というものは面白い。

そしてそれ以上に、帽子は面白いものです。