パガリーの物語 #142

パガリーは、ターバン状の帽子のことです。
と同時に、ヘッド・ウエアの基本形のひとつでもあります。
時に、「パグリー」とも言います。
puggree と書いて、「パグリー」。
あるいは、puggaree と書いて、「パガリー」。
このどちらも間違いではありません。

「パガリー」は、1665年ころから英語になっているそうですから、おそらく「パグリー」の言い方よりも古い形なのでしょう。

これらは、インド、ヒンディー語の「パグリ」 pagri からきています。
「パグリ」はターバンの意味だったのです。
では、ターバンとパガリーはいったい、どこがどう違うのか。
もっともな疑問でしょう。

ターバンはスカーフ状に一枚の、細長い布で、これを頭に巻くことによって、ヘッド・ウエアとして完成させる。

ところが、パガリーは布を使って、あらかじめヘッド・ウエアの形に作っておく

で、これを頭の上に乗せる。
つまり、ごく簡単に言いますと、頭に乗せてから巻くのが、ターバンで、頭に乗せる前に巻くのが、パガリーなのです。

要するに、帽子とターバンとの中間に位置するのが、パガリーである。

そう考えて、大きな間違いではないでしょう。