マッカーデル・ベレエの物語 #146

むかし、アメリカにマッカーデルという名前のファッション・デザイナーがいました。クレア・マッカーデル。

1905年。メリーランド州フレデリックに生まれいます。
裕福な家庭に生まれ、幼少期から、ファッション・デザインに興味を持っていたという。

クレア・マッカーデルこそ、アメリカ人ならではのファッション・デザイナーという印象があります。
まず第一に、マッカーデルが得意としたのが、機能性に裏打ちされた服装だったのです。
また、もうひとつには、徹底してデニム素材を駆使したことでしょう。

アメリカでは何度も「マッカーデル回顧展」が開かれているデザイナーでもあります。

クレア・マッカーデルは、1953年に、ビーチ・ウエアを発表しています。

当時のことですから、黒のワンピース型水着で、胸元が大きく開いたスタイルになっています。
ウエストは同色の紐結び。
ジャージーですから、ショルダーは自由自在に演出できるようにも。

この新しい水着に、マッカーデルは黒のベレエを合わせているのです。

それもほんとうにシニヨンを隠すくらいに、ぐっと後ろに下げてかぶっています

水着のスタイルに、ぴったり。

黒いニットのベレエは、「マッカーデル・ベレエ」と呼ぶことにしましょうか。