ボーターの物語 #148

ボーター boater が日本でいう「カンカン帽」であるのは、もちろんのことです

指で叩くと、「カンカン」と音がする。
それで、「カンカン帽」の名前になったとの説があります。

十九世紀のイギリスで、どうしてボーター が流行ったのか。
それは、エリートの印象があったから。
もとを正せば、パブリック校の制帽だったからですね。

ボーター は多く、イングランドの、ベッドフォードシャー、ルートンで作られたそうです。
手内職として。
すべてが手作りだったので、初期のボーター はたいへん高価だったそうです。

ところが1880年頃から、中国から材料が輸入されるように。
材料とは、麦藁を編んだ、長い紐。
あとは英国国内で、組み立てるだけでよくなったので。

これで、一挙に値段が下がる。

つまり、一般大衆の手に届く帽子となったのであります。