ターポリンの物語 #149

ターポリンの名前で呼ばれる帽子があります。

いや、正確には「あった」と、過去形でいうべきでしょうか。
今ではあまり見かけることがありません。

鍔広の、大きな防水帽のことです。
tarpaulin と書いて、「ターポリン」と訓みます。

ターポリンは、英語としては1605年頃から使われている言葉なんだとか。
タール tar 加工しているから、「ターポリン」なのでしょう。

むかし、まだ防水加工が未熟だった時代に生まれた防水だと思われます。
船の上で、雨の日に働くには、必要不可欠の帽子だったに違いありません。

しかし今の時代なら、タールではなくて、パルファンを加工する帽子があっても良いのでは。

つまり、帽子から佳い薫りが漂ってくる加工法なのですが。