トリミングの物語 #150

トリミング trimming はわりあいよく使う言葉であります。

仮に一着のジャケットがあったとして、その全体に白いグログランで縁取りがなされている。
これもまた、「トリミング」です。
つまりファッション用語のひとつでもあるでしょう。

でも、それとは別に「帽子用語」にも、「トリミング」はあるのです。

これもひとつの例ですが。
ワイド・ブリムのハットがあったとして。
ハット・バンドの脇に、模型の花や果物を飾ったりする。
その飾りを、「トリミング」と呼ぶことがあるのです。

トリミングのもとの言葉は、「トリム」trim 。
トリムはだいたい1500年頃から使われている言葉なんだそうです。
それは「きちんとした」の意味。
「整っている」、「手入れされている」の意味でもあったらしい。

このトリムから生まれたのが、「トリミング」。

「整っていますよ」ということだったのでしょう。
この「トリミング」は、1518年頃から用いられているという。

まあ、それはともかく。帽子もまた、「トリミング」の有無によって、大きく印象の変るものです。

まず最初に帽子がなくてははじまりませんが、「トリミング」も、大事。

これからは「トリミング」にも、気を配りたいものですね。