イーデンの物語 #154

イーデンは、Eden と書いて、「イーデン」と訓みます。

旧約聖書に出てくる「エデンの園」もまた、同じ綴りです。
というよりも、数多くの「イーデン」という名前や苗字も、もとを正せば、エデンの園にたどり着くのかも知れませんね。

イギリスの政治家で、一時英国首相でもあった人物に、アントニー・イーデンがいます。
ウインストン・チャーチルが首相であった時代には、外務大臣を務めたことも。

その、アントニー・イーデンが愛用したのが、ホンブルグ ・ハット。
それで、「アントニー・イーデン」といえば、ホンブルグ の別名にもなるのです。

イギリス英語としては、1940年頃から「アントニー・イーデン」の名称が使われているとのことです。

ところが、ロンドンのサヴィル・ロウでは、「イーデン」と短く呼ぶ。
まあ、符丁ですね。

ロンドンの老舗テイラーの職人は、仲間言葉として、「イーデン」。
というは、それほどに、アントニー・イーデンをかぶる人が多かったわけでしょう。

私たちが「イーデン」と口にするのは、ちょっとキザかも知れません。

でも、「イーデン」というスラングがあるのは、知っていてよいかも知れませんね。