シャッポオ・ド・パリの物語 #155

シャッポオ・ド・パリは、「パリの帽子」の意味ですよね。

でも、昔のフランスに、『シャッポオ・ド・パリ』という帽子専門誌があったのです。

少なくとも、1950年代までは、帽子専門誌『シャッポオ・ド・パリ』がありました。
春、夏、秋、冬の、年4回刊だったらしい。

たとえば、1958年の『シャッポオ・ド・パリ』秋号には、「髪帽」が紹介されています。
まるで女の人のショート・ヘアのような帽子なので、「髪帽」と言ったまでなのですが。

フェルトを細く細く切って。
それをつなげて帽子に仕上げたもの。
どこから眺めても、「女の人のショート・ヘア」にしか思えません。

それで、「髪帽」。

1950年代のフランスには、もうひとつの帽子専門誌がありました。
『シャッポオ・モデルヌ』。

「新しき帽子」とでも訳せば良いのでしょうか。

この『シャッポオ・モデルヌ』も、『シャッポオ・ド・パリ』と並んで、パリ・モオドにふさわしい新作帽子を紹介したものです。

それほどに、当時のフランスにはシャッポオに関心が集まっていたのでしょうね。

今の日本にも、ひとつくらい帽子専門誌があって良いのではないでしょうか。