野郎帽子の伝説 #173

「帽子」の言葉も、古い時代から日本にもあったらしい。
たとえば、「烏帽子」。
一見、烏のようにも思えるので、「烏帽子」。
つまり、烏に似た帽子という意味だったわけです。

古い話ではありますが。
天和三年頃に、井原西鶴が書いた物語に、『難波のかおは伊勢の白粉』があります。
この中に。

「其中にかしらはぼうしおびは天鵞絨羽織は虎ふのごとくにて………………」。

ここでの「ぼうし」は、野郎帽子のことであったろうと、考えられています。

女の人のかぶり者なのに、「野郎帽子」とはこれいかに。
もともとは、歌舞伎役者から流行ったので、「野郎帽子」。
それは細長い一枚の布で、これを頭に巻いた。
多く、紫色だったという。

それはともかく、スカーフを材料にしての帽子があっても良いのではないでしょうか。