ポンポンの物語 #186

ポンポンは、帽子のてっぺんに付く丸い房飾りのことですね。
ちょっと難しく申しますと、「球状房飾り」でしょうか。
よくタモシャンターの頂上に添えてあるのを、ごらんになるはずです。

pomponと書いて、「ポンポン」。
もし pompom と書くと、別の意味になりますので、お気をつけてくださいね。

その意味では、いっそ「ポムポン」としたほうが混乱が少なくて良いかも知れません。
でも、どうして「ポンポン」なのか、よく分かってはいません。
ひとつの説として、擬音語から出ているのではないか、とも。

「弓子は襟の大きいコオトに、ボンボンのさがつた、同色のトオク帽を、かむつてゐた。」

川端康成の『東京の人』に、そんな一節があります。
川端康成は、「ボンボン」と書いたいます。
たぶん「ポンポン」のことかと思われます。

それはともかく。コートの色に合わせたトーク帽はお勧めです。
もちろん「ポンポン」忘れずに。