ウール・ベレーの物語 #224

そもそものベレーは、ニットであります。
ウールで編んだ帽子。
それを縮絨して縮絨して、三分の一くらいに縮めて完成させるわけです。
一見、ニットとは思えませんが、実は編物なのです。

ただし、時と場合によってはウールの布地でのベレーも無いわけではありません。

「濃いグリーンのラシャのチョッキと同じ生地のベレー帽………………」。

エラリイ・クイーン著『最後の一撃』の一節に、そのように書いています。
これは、ヴァレンチナ・ウォレンという女性の着こなし。

「ラシャ」ウール地のこと。
要するに、ダーク・グリーンの、ウールのヴェストを着ているのでしょう。
そのチョッキとお揃いのベレー。

これもひとつの考え方ですね。
ぜひぜひ、ヴェストと揃えたベレーを流行らせたいものです。