ココの物語 #220

ココ Coco は言うまでもなく、偉大なるシャネルのことでありましょう。
フランス、モード界の女王であった、ガブリエル・シャネル。

「ココ」はガブリエル・シャネルの仇名だったのです。
その仇名を自分でも使って、「ココ・シャネル」として有名になったのであります。

ココ・シャネルのそもそものはじまりは、ドーヴィル。
ドーヴィルはフランスの広く知られたリゾート地。
シャネルはこのドーヴィルに、小さな帽子店を開いたのです。
1908年頃のことです。

ドーヴィルはたしかにリゾート地でしたが、競馬場もあった。
女性がおしゃれをするための恰好の地でもあったから。

1908年頃、シャネル自身がかぶったのが、「カノティエ」。
黒のボーター だったのです。
ブラック・ボーター に、思い切り花を飾った。
これがドーヴィルでの人気になった。

1910年頃、シャネルは巴里に進出。
巴里のカンボン通り21番地に、帽子店を開く。
ここでのココの帽子に注目したのが、ドゥーセ。
オートクチュール・デザイナーの、ジャック・ドゥーセだったのです。

1910年代のはじめ、シャネルは
各オートクチュール・デザイナーの帽子をも作っていたのであります。

それはともかく、シャネルの大成功が、ひとつブラック・ボーター にはじまっているのは、
間違いないでしょう。