ジョーンズの物語 #221

ここでのジョーンズは、英国のミリナリー、スティーヴン・ジョーンズのことです。
Stephen Jonesと書いて、「スティーヴン・ジョーンズ」と訓みます。

スティーヴン・ジョーンズは、1957年に、
リヴァプールのカービイという町で生まれています。
その意味では「帽子界のビートルズ」と言える人物でしょう。

スティーヴン・ジョーンズは若くしてロンドンに出て、
「セント・マーティンズ・スクール・オブ・アート」に学んでいます。
1976年から、1979年にかけてのことです。

スティーヴン・ジョーンズは学校では、もっぱら帽子デザインの研究をしていたそうです。
そのスティーヴン・ジョーンズが、
ロンドンのコヴェントガーデンに店を開いたのが、1980年のことです。

スティーヴン・ジョーンズが得意としたのは、「ポップなハット」で、
ボーイ・ジョージだとか、デュラン・デュランに愛用されたものです。
その意味でもスティーヴン・ジョーンズは、ロンドン帽子界の異端児でもあったのです。

モードに異端児はつきもので、スティーヴン・ジョーンズはすぐに、
パリのモード界に注目されています。
たとえば、ジャンポール・ゴルティエや、ティエリィ・ミュグレーなどに。
また、「コムデ・ギャルソン」のために帽子をデザインしたこともあります。

スティーヴン・ジョーンズのような革命的な帽子があるから、
帽子全体が興味の的となるわけで、まことに貴重な存在だと思うのであります。