タタール帽の伝説 #222

昔、「タタール帽」という言い方があったんだそうです。
たとえば、1939年頃に、ロシアの作家、
レールモントフが書いた『現代の英雄』にも出てきます。

「中から出てきたのは、山羊皮のタタール帽をかぶった中背の男である。」

もちろん、北垣信行の翻訳なのですが。
当時のロシアでも「タタール帽」の呼び方があったものと思われます。

タタールは、韃靼とも呼ばれた。
つまり、「韃靼帽」と言えなくもありません。

韃靼帽なのか、タタール帽なのかはさておき、
スタイルとしては大きな、ゆったりとしたベレー帽にも似たものだったらしい。

今はタタールも韃靼も、あまり使わない言葉です。
だからこそ、郷愁の匂いのする「タタール帽」を蘇らせようではありませんか。