レボオの物語 #216

レボオは、カロリイヌ・レボオ Caroline Rebouxのことです。
戦前の巴里で有名だったミリナリー。
つまり帽子デザイナーであります。
カロリイヌ・レボオは、1840年に巴里で生まれています。

グレタ・ガルボの「クローシュ」はあまりにも有名ですが、
あれをデザインしたのも、カロリイヌ・レボオだとされています。

レボオの、帽子デザイナーとしての才能は、ポーリーヌだったという。
ポーリーヌは当時、巴里駐在だったメッテルニヒの貴婦人だったお方。
ポーリーヌ・メッテルニヒはその時代の巴里で、
レボオの色美しいハットを愛用したとのことです。

このポーリーヌがひとつのきっかけになって、
多くの貴族たちがカロリイヌのファンになった。

カロリイヌは、1870年。
巴里の、リュー・ド・ペエに、自身の帽子店を開いています。

「カロリイヌ・レボオ」は、1900年には百人からの従業員がいたんだそうですね。
カロリイヌはまた、ヴェイルやブレイドの扱い方が
まことに繊細微妙であったと伝えられています。

二十一世紀の、カロリイヌ・レボオの出現を切に願うものです。