カッペロの物語 #248

「カッペロ」 capello は、イタリアで「帽子」のことです。

英語で、「ハット」というように、フランス語で、
「シャッポオ」というように、イタリアでは「カッペロ」となります。

カッペロもまた「帽子基本用語」のひとつですから、
ぜひ「帽子用語辞典」には載せておきたいものです。

では、中世イタリアのカッペロの代表例には、どんな帽子があるのでしょうか。

たとえば、『シャルル・ダンボワーズの肖像』。
これは十六世紀に、絵師のアンドレア・ソラーリオが描いた絵。
今は、パリの「ルーヴル美術館」所蔵となっています。

この絵の中で、ダンボワーズは、美しくも不思議な帽子をかぶっているのです。
ベレーに似て、ベレーではありません。
ブリムを完全に上に折り曲げてあって、クラウンと一体化しています。

絵師のソラーリオは、有名なラファエロと同時代の人物。
そして中世イタリアの絵を観る限り、この「カッペロ」に近い帽子は他にも探せるのです。

ぜひ、ダンボワーズの描いた「カッペロ」を再現したいものです。