フリジアン・キャップの物語 #255

フリジアン・キャップは、フリギア帽のことです。
ちょっとややこしいのですが。

「フリジアン・キャップ」 phrygian cap は、れっきとした英語であります。

しかし、もともとは古代ローマにあった地名、「フリギア」Phrygia からきているのです。

そのようなわけで、よく「フリギア帽」と呼ばれることが多いのです。

古代ローマでのフリギア帽は、自由民の象徴としてかぶられた歴史があります。

この古代ローマでの歴史を踏まえて、
フランス革命期の「自由民」が愛用したので、すっかり有名になったものです。

面白いことに、フリジアン・キャップは、ざっと千五百年の間、
ほとんどスタイルに変化がありません。
フェルト製のスキー帽に似ていなくもありません。
が、クラウンの先端にゆとりがあって、前に倒れるかのように膨らんでいる。
これが何よりのフリジアン・キャップの特徴なのです。

すでにお話したように、「自由平等」を示す帽子でもあります。

もう一度、フリジアン・キャップを流行らせようではありませんか。