マティス帽の伝説 #256

マティスは、フランスの偉大な画家、アンリ・マティスのことです。

アンリ・マティスは、1869年12月31日に生まれています。
生家は、雑貨店だったと伝えられています。

若い頃のマティスは、テキスタイルに興味を持っていたらしい。
たとえば、タピスリーだとか。
壁掛にするような織物のことです。

1890年に、盲腸の手術をして、入院。
入院生活の手持ち無沙汰から、絵筆を執るように。

この偶然に描いた絵があまりにも巧みだったので、巴里に出て本格的に絵を学ぶように。

1896年にマティスが描いた絵に、『山高帽のある部屋』があります。
油彩で、今は個人蔵となっているとのことです。
マティスの初期作品として貴重な絵でもあります。

時に、『帽子のある部屋』とも題されるようですが。
1890年代のマティスは、室内の絵を多く描いていて、そのうちの一点。

たしかに部屋の隅に机があり、机の端に帽子が置かれています。
が、それはシルク・ハット。シルク・ハットを、正しく置いてあるために、
白い絹の裏地が見えていることでも、シルク・ハットだと分かります。

もしもこれが、当時のマティスの部屋であったとするなら。
1896年ころ、マティスはシルク・ハットを愛用していた、
と推理することも可能でしょう。