メルヘン・キャップの物語 #252

メルヘンは、もともとドイツ語で、日本でいう「おとぎ話」に近いものだったという。

メルヘン marchen は、「メルヒェン」とも訓むんだそうです。
英語の、「フェアリー・テイル」に似ているでしょう。
「妖精物語」。

では、メルヘンにはどんな帽子が出てくるのか。
ひとつの例として、加藤まさをの絵を見てみましょう。

加藤まさをは、大正時代に美少女の絵を多く描いて、人気を博した画家であります。
明治三十年に、静岡に生まれています。

加藤まさをは若い頃、英文学を学んだ、文学青年だったらしい。
それでのちに、「アンデルセン童話」にヒントを得た絵をたくさん描いています。

一方、童謡も作っています。
今も歌われる『月の砂漠』は、加藤まさをの作詞なのです。

加藤まさをは、少女向けの絵葉書でも成功した絵師であります。
その絵葉書に、可憐な帽子姿の少女があらわれています。

たとえば、鷗の形になった帽子だとか。
てんとう虫の形になった帽子だとか。
この帽子をかぶるとすぐに、鷗やてんとう虫になれるのです。

まさに、メルヘンの世界でしょう。

さあ、「メルヘン・キャップ」を作ってみましょう。