ヒューズ・ハットの伝説 #289

ここでのヒューズは、英國の画家、アーサー・ヒューズのことです。

アーサー・ヒューズは、1831年1月27日。
倫敦に生まれています。

アーサー・ヒューズが、1859年に完成させて絵に、『永すぎた春』があります。
場合によっては『長い婚約期間』と訳されることもあるようです。
ただ、私は『永すぎた春』のほうが好きですが。

『永すぎた春』は、野薔薇を背景に、大きな樹を背に、
若い男女が寄り添う姿が描かれています。

アーサー・ヒューズとしても、自信作だったらしい。
それというのも、何時間も、森の中でスケッチをしたから。

「………切株や枯葉の積ったブナの大木の蔭で、
雨音を聴きながら三時間もじっと辛抱しなければなりませんでした。」

アーサー・ヒューズは友人の手紙のなかに、そのように書いています。

さて絵の中の青年は、かっちりと水平に作られたブリムの帽子をかぶっています。
広い、水平の、ブリム。
ただし、クラウンの様子は定かではありません。
おそらく小ぶりのオープン・クラウンかと思われます。

「ヒューズ・ハット」と名づけたいこの帽子、なんとしてもかぶってみたいものであります。