ビーニーとは?ニット帽との違いと流行りのおすすめ・被り方も解説《メンズ・レディース》
ニット帽の定番でありながら、トレンドアイテムとして男女問わず注目度が上がっているビーニー。でも、ニット帽のなかでどれがビーニーなのか、今っぽく見せるにはどうしたらよいか、分からない人も多いはず。そこでこの記事では、ビーニーの選び方とおすすめアイテム、上手なかぶり方まで、帽子専門店ならではの情報量でたっぷり解説します。
●目次
ビーニーの定義は「折り返さないニット帽」
ビーニーの上手な選び方
夏・気温が高いときにもおすすめのおすすめビーニー11選
ビーニーの基本の被り方《メンズ・レディース》
ニット帽の洗い方・干し方
似合わない人はいない!自分に合うビーニーを探そう
ビーニーの定義は「折り返さないニット帽」
ビーニーとは、「ツバなしの帽子」という意味。ニット帽全般を指してそう呼ぶこともありますが、現在、日本における帽子の分類上は「裾が折り曲げられてないニット帽」を指します。ニットを編んで作られた帽子はすべて「ニット帽」と呼ばれ、そのなかで「ビーニー」や「ワッチ」など、形状によって細かく種類が分かれているのです。
ワッチとの違いは折り返しの有無
裾を折り返さないビーニーに対して、カフと呼ばれる折り返しのあるタイプを「ワッチ」と呼びます。英語で書くと「WATCH」ですが、それって「ウォッチ」じゃないの?と思ったあなた、正解です。海軍の船上で見張り(ウォッチ)役が防寒のためにかぶっていたニット帽が「ワッチ」の名前の由来とされています。
ビーニーの上手な選び方
折り返しのないニット帽はどれもビーニーですが、アイテムごとにさまざまな特徴があります。想像していたのと違う…となるのを避けるためにも、ビーニーを選ぶときの役立つポイントをチェックしておきましょう。
ぴったりなサイズ感を選ぶ方法
ニット帽は伸縮性があるので、数字だけではサイズ感の判断が難しいところ。編み地や素材、高さもチェックして、着用感の参考にしましょう。
・素材:コットンは伸びづらく固め、ポリエステルはハリがあり立体感が出やすい
・編み地:リブ編みは伸縮性がある
ほかにほかにも、糸の太さや編み方によっても被り心地に違いがあるので、実際に手に取ってみるか、オンラインストアなら商品説明をよく読んでみてくださいね。
浅め・深めでも印象が変わる
次に、ニット帽のサイズ表記で参考になるのが「高さ」。22cm前後は浅めで比較的コンパクトなサイズ感で、28cm前後は深めにゆったりとかぶるタイプが多い傾向にあります。
韓国トレンドをきっかけに日本でも人気を集めているのは、浅め・短めのタイプ。また、かわいくかぶりたい女性には短め、耳まで覆うように深くかぶりたい男性には長めも人気です。
顔の形に合わせて似合うものを選ぶ
ビーニーが似合わないと思っている人も、選び方にちょっと気をつけるだけで印象が変わります!顔の形に合うビーニーの選び方は次のとおり。
・たまご型:基本的に何でもOK。短めタイプを深くかぶるのが今っぽい
・面長:ボリューム感で横幅を補い、深めにかぶって縦幅をカバー
・丸顔:おでこを見せるように浅めにかぶって縦幅を補おう
・ベース顔:立体的なフォルムやボリューム感があるものを選んで
自分の顔の形がどれか分からな人や、似合う帽子についてもっと詳しく知りたい人は、「顔の形診断」のページもチェックしてみてくださいね。
気温・季節に合わせて素材を選ぶ
ビーニーをはじめ、ニット帽は秋冬の防寒だけだと思っていませんか?春夏向けの素材や編み地のものもあるんです。
・素材:コットン、ポリエステル
・編み地:メッシュなど通気性のあるもの
メッシュビーニーはストローハットなどと比べると涼しさには欠けますが、汗ばむ季節に髪をまとめるのに活躍してくれます。
夏・気温が高いときにもおすすめのビーニー11選
ビーニーの選び方がわかったら、いよいよアイテム選び。帽子専門店オーバーライドで買える、いまおすすめのビーニーをまとめてご紹介します。
トレンドの浅め・短めビーニー
まずは、今トレンドの浅めタイプから。トップが余らないので、ビーニーの被り方に難しさを感じる人でも気軽にかぶれます。
肉厚ニットで小顔効果も!ミックスカラーのビーニー
ミックスカラーのショートビーニーは、シンプルで被りやすい形と豊かな表情が魅力。リブ編みでフィット感がありつつも、ぴったりしすぎない被り心地です。肉厚なニットは小顔効果も期待できるので、ニット帽に苦手意識がある人も試してみては。
洗濯機で洗える機能性ニット帽
ポリエステル混でハリ感があり、優しく頭にフィットするニット帽。カフを折ればショートワッチになるうえに、洗濯機で洗えてすぐ乾くので、いろいろなファッションと合わせて毎日楽しめます。
髪や地肌に優しいシルクビーニー
ウォッシャブルシルク100%を使用したニットビーニー。上品な光沢感としなやかな肌触り、豊かな吸放湿・保温性で、冬はあたたかく、夏は涼しく着用できます。髪の摩擦を軽減してくれるだけでなく、薄毛や抜け毛に悩む方の地肌にも優しいアイテムです。
浅くてタイトなビーニーをお探しならこれ!
イスラムビーニーとも呼ばれる、ビーニーのなかでも特に長さが短くコンパクトなタイプのニット帽。頭の形に沿うようにかぶれるので短髪の男性に人気ですが、髪をまとめてすっきりまとめるのもあり。
ぴたっと被るのが新鮮!アクセサリー代わりに◎
トレンド感あふれる手編みニットのサマービーニー。ざっくり編まれたネット状の編み地とコンパクトなフォルムは、アクセサリーのような愛らしさ。カジュアルなファッションに合わせるだけで、ぐっとおしゃれ度が高まります。
定番の深め・長めビーニー
続いて紹介するのは、トップが余る長めのタイプ。深く被って顔周りをすっぽり覆える安心感と、ロールアップしてワッチとしてもかぶれるアレンジ力が魅力。
シーズンレスにかぶれるワッフルビーニー
シンプル&ベーシックなフォルムで、性別や年齢を問わずかぶりやすいビーニー。ワッフル編みになっていて、程よい厚みがあるのでのっぺりせずに着こなせます。再生繊維キュプラとコットンを使い、アウトドアシーンなどで季節を問わず快適にかぶれるアイテムです。
頭を心地よく包むシルク100%のビーニー
シルク100%の素材にストレッチ糸を入れて、無縫製で立体的に編み立てた上質さが魅力のビーニー。被ったときにごろつき感がなく、ノンストレスで着用できます。後ろが少しだけ余る絶妙なバランスの長さもこだわりのポイント。
メッシュビーニーはロールアップしても◎
オーガニックコットンを使った糸をメッシュ状に編んだルーズビーニー。通気性はありつつも透けすぎないので、快適さとファッション性のちょうど良いバランスが狙えます。1回、2回と折り返してもきれいな形になるので、自由にアレンジを楽しんで。
高い通気性で年中かぶれるルーズビーニー
オーバーライドで長年支持され続ける超定番アイテム。ポイントは中腹部の編み地の切り替えで、通気性がとことん追求されています。夏場もビーニーを被りたい人にぜひおすすめしたい一品。
しっとりとした肌触りのシルクビーニー
こちらも通年かぶれる、薄手かつシルク100%の素材でさらっとかぶれるビーニー。シルクは吸湿性・通気性・保温性に優れており、しっとりとした肌触りで頭と髪をやさしく包み込んでくれます。
誰でも被りやすい猫耳ビーニー
いま人気の猫耳ニット帽。こちらは四角く編まれたビーニーで、被ると角が耳のようにちょこんと立つのがかわいいポイント。耳が別で縫われているものよりもシンプルでさりげなく、ファッションに取り入れやすくなっています。
ビーニーの基本の被り方《メンズ・レディース》
被り慣れるまではバランスに悩む人が多いビーニー。被り方に不正解はありませんが、ここではきれいに被るための基本的なポイントや、アレンジ方法を紹介します。
基本ルールは耳隠す&上部をなじませる
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上の動画でも解説しているとおり、今っぽく被るポイントは耳まですっぽり隠すこと。ショートビーニーならそれだけで完成ですが、上部が余る深めのビーニーの場合は、後頭部をくしゅくしゅとさせて頭になじませましょう。
ショートヘアの人の襟足はどうする?
深く被ることが多いビーニーは、ショートヘアだと後ろ髪をどうするか悩む人も多いようです。上の写真のように、襟足や顔周りの毛が少し見えるように調整して、毛流れを整えると後姿がきれいに決まります。
2回折りでショートワッチ風なら前髪ありも◎
長めのビーニーは、かぶり口を折り返せばワッチのようにアレンジできます。薄手のタイプなら、2回ロールアップしてカフにボリュームを出して浅めのショートワッチ風にも。
前髪を出す場合、前を浅め、後ろを深めに被ると前髪がつぶれにくくなります。カフを折り返す深さは、上部が余らず頭にきれいに沿うように微調整しましょう。
深めのビーニーは1回折りでショートビーニー風に
長めのビーニーを内側に折り込んでショートビーニー風にするアイデアも!ビーニーのトップが余るのが気になるときに試してほしい方法です。
ニット帽の洗い方・干し方
ニットは自宅で洗えないイメージがありますが、最近は洗えるアイテムが数多く登場しているのをご存じですか?手洗いはもちろん、洗濯機OKというものも。手洗いするときは、次のポイントを押さえて型崩れを防ぎましょう。
1. 洗濯表示を見て、手洗いOKであることを確認
2. 洗剤を混ぜたたっぷりの水で、すすぎ洗い
3. 軽く水気を切ったら、タオルで挟んで丁寧に脱水
4. 伸びやすいため吊り干しはNG!形を整えて平干しを
ニットのお手入れや保管方法について、もっと詳しく知りたい人は以下の記事もチェックを。
似合わない人はいない!自分に合うビーニーを探そう
ビーニーはベーシックなアイテムだけに、その種類やかぶり方はさまざま。似合わないと決めつけていた人が、自分好みのアイテムやアレンジ方法を見つけてからは手放せなくなることも。
オーバーライドでは、専門店だから揃う豊富なラインナップであなたに似合うアイテムを探すお手伝いをさせていただきます。ビーニーに挑戦してみたい人は、お近くのお店に、オンラインストアに、ぜひ一度足を運んでみてください。