頭のサイズが大きい人のお悩み解決座談会!プロが教える似合う帽子の選び方は?《おすすめ商品も紹介》|OVERRIDE
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頭のサイズが大きい人のお悩み解決座談会!プロが教える似合う帽子の選び方は?《おすすめ商品も紹介》

頭のサイズが大きい人のお悩み解決座談会!プロが教える似合う帽子の選び方は?《おすすめ商品も紹介》

今回の企画では、頭のサイズが大きい人に似合う帽子の選び方を検証。あるある悩みやその解決法を、実際にヘッドサイズが大きいスタッフに集まって話してもらいました。帽子屋ならではの視点で選んだおすすめアイテムや、目から鱗のコーディネート術など…似合う帽子になかなか出合えず悩んでいる方、必見です!

●目次
ヘッドサイズが大きい人のお悩みあるある
ずばり教えて!お悩みの解決法と、似合う帽子の選び方
店頭商品から選ぶおすすめアイテムとその理由
ヘッドサイズでお悩みの方へ

(写真左から)デザイナー 鶴、ラゾーナ川崎プラザ店 露木、メンズMD 日比野。ヘッドサイズは順に59.0cm、59.0cm、60.0cm

ヘッドサイズが大きい人のお悩みあるある

鶴:悩みしかないですね(笑)。本当に被れる帽子が少ない。ちょっと無理して被っていると、頭が痛くなる。で、美容室行くと「頭凝ってますね〜」って言われて、マッサージしてもらうんですけど…。

日比野:特に僕たちは仕事柄、ずっと帽子を被ってますしね。

露木:そうですね〜!

鶴:そう。いつもヘッドマッサージをしてもらってる。だから毛量が半端ない。で、毛量多いとさらに大きくなって悪循環(笑)。

日比野:倍々ゲーム(笑)。

鶴:あとは、頭が大きい人は顔も大きいという…。

露木:僕は店舗で販売をしているんですが、頭が大きいお客様だと、帽子を被ったときに顔まわり全体が大きくなるのを気にされて、小さいサイズを被ろうとされる方が多いんですよね。

日比野:確かに、そうなりがちだよね。でも小さいサイズを被ろうとするとしっくりこなかったり、そもそも被れなかったり。結果、帽子そのものが似合わないと思い込んじゃって、ヘッドサイズが大きいことをネガティブに捉えている人も多いよね。でも実は…。

露木:そうなんですよね。選び方でぜひお勧めしたいポイントがあって。

ずばり教えて!お悩みの解決法と、似合う帽子の選び方

露木:ずばり、つい選びがちな小さいサイズではなく、逆に大きいサイズのものや、つば広ハットなどボリュームのある形状のものを被っていただくことを僕たちはおすすめしています。

鶴:そっちの方が相対的に顔が小さく見えて、小顔効果があるんですよね。

日比野:もちろん生地自体に伸縮性があるニット帽や、アジャスターがついていてサイズ調整しやすいキャップなんかもトライしやすいですよ。それらも、あえてボリュームのあるものを選ぶことが、コツ。

露木:ですね。ハット以外のベレー帽、ニット帽、キャップなど、他の形に関しても、大きいサイズを選ぶというのはもちろん、肉厚な生地で少し余ってたるむようなものや、ツバの長さがあるデザインを選ぶというのは大切です。さらに帽子が横に広がっていくシルエットだと、例えば丸顔の方も、帽子との対比で自然と顔が小さく見えます。

日比野:キャップなら、バイザーの幅が自分の輪郭幅よりも広く外に出ていることを目安にすると選びやすいかも。被ったときに落ち着くと思います。自分の輪郭幅より狭いバイザーのものを被ると、顔が大きく見えてしまいがち。バイザーのカーブが強くてタイトになったものより、今も鶴さんが被っているような幅が広めのものがいい感じです。

鶴:そうだね。キャップ選びのもうひとつのポイントとしては、“絶壁に見えないもの”。頭が大きくてアジャスターをマックスまで伸ばして被ると、形が潰れて絶壁に見えがちなのが僕は好きじゃなくて。そこで素材にハリがある6枚剥ぎのものがおすすめです。5枚剥ぎだと後頭部が直線的になりやすいんですよ。被らず置いているだけで綺麗な半円になるくらいしっかり立体感がある6枚剥ぎが狙い目。

露木:あとは、キャップに限らずですが、クラウン部分が浅すぎると下から出る顔の部分が強調されてしまうので、深さがあるものも良いと思います。

鶴:確かに。僕は色味も割と明るい色を選ぶことが多いです。いわゆる膨張色(笑)。形によるけど、黒だと締まって見えて、逆に顔の大きさが強調される場合があるので。

日比野:確かに鶴さんは普段よく白い帽子を被ってますね。あとは、帽子選びだけでなく、服との統一感や相性を考えてコーディネートすることも意識しています。

露木:色味で統一感を出して馴染ませると、頭だけが浮くこともなく大きい帽子も取り入れやすいですね。

鶴:僕も今日はチェックのキャップにチェックのニット。コーディネートに馴染ませるっていうのは大事かもね。色合わせがポイントになってくるかも。

日比野:ボリュームのある帽子を、トータルコーディネートに馴染む色で被るのが最初は取り入れやすいかも知れませんね。ぜひポイントを押さえて帽子選びに活かしてみていただきたいです!

店頭商品から選ぶおすすめアイテムとその理由

鶴’s Pick Up 1
KANGOLのハンチング

KANGOL SMU Wool Galaxy
No.233069613 ¥10,780(税込)
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鶴:僕がよく被っている形です。カンゴールの定番ハンチングよりもやや丸みとボリュームが出せるのが特徴。色は黒ですが、ツバを前にして被るとぽてっとしたフォルム、後ろにして被ると大きめのベレーみたいで、これなら締まりすぎず、良いかなって。小顔効果が期待できます。サイズ展開も豊富でいい感じ。

鶴’s Pick Up 2
KANGOLのバケットハット

KANGOL BERMUDA CASUAL
No.231069612 ¥9,790(税込)
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鶴:こっちも、ツバが広いので小顔に見えるし、高さがあるのもおすすめポイント。このサイズ感好きですね。XXL、素晴らしい! 普段帽子を被ってなかなか耳まで入ることってなくて、めっちゃ新鮮なんです。XXLっていうサイズは、なかなかないので貴重です。

日比野’s Pick Up1
OVERRIDEのワークキャップ

OVERRIDE CHINO BASIC DE GAULE
No.800190501 ¥4,400(税込)
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日比野:実はこのワークキャップ(ドゴール)、最近オーバーライドで人気が再燃中のアイテムなんです。ご要望にお応えして、この秋ビッグサイズが仲間入りします。ボックスシルエットで小顔効果が期待できるので、大きいサイズの方はもちろん、丸顔が気になる方にもおすすめです。

日比野:前後に高低差がついたシルエットのおかげで前はスッキリ、後ろは安定感抜群。ゴムが入ったバックストラップは、まるでニットみたいにストレス無く被れるフィット感です。ベーシックだからこそ、帽子専門店のこだわりが随所に詰まったアイテムです。

日比野’s Pick Up2
arthのキャップ

arth Message Cap
No.800321003 ¥8,800(税込)
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日比野:スポンジみたいに柔らかい生地を使っていて、被りが深いので、このキャップも小顔効果が狙えます。男女問わず人気のアイテムなんですが、その理由は一年中被れることと、フロントデザインがシンプルなのでコーディネートの邪魔にならず、さまざまなファッションに取り入れやすいこと。色々なシーンで被っていただきたいですね。

露木’s Pick Up1
arthのバケットハット

arth Message Bucket
No.800321004 ¥8,800(税込)
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露木:僕も、日比野さんが紹介したarthのキャップと同じシリーズのバケットハットを選びました。62cmの展開があるので、普通の大きめサイズでもキツいという方にもおすすめです。このキャップはクラウンが低くて、ブリムは長め。横長のシルエットなので、バケハの中でも小顔効果が高いのが特長。頭の大きさが気なる方にぜひおすすめしたい逸品です。

露木’s Pick Up2
arthのデニムキャスケット

arth OGC Denim Tuck Cas
No.233021008 ¥13,200(税込)
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露木:キャスケットはクラウンにボリュームがあるので、頭の大きさをカムフラージュするのにぴったりです。こちらのタックキャスはarthの定番人気モデル。タックの立体感が特徴的で、かぶるだけでスタイリッシュな印象を与えてくれますよ。

ヘッドサイズでお悩みの方へ

鶴:最後に超裏技があって。帽子が伸びて大きくならないよう一定のサイズに保つための“インチテープ”というものが使われているものだけに有効な技ですが…キャップやハンチング、ハット類に使われていることが多いかな。帽子裏側の頭を一周しているスベリをめくるとインチテープが現れます。

そこに数カ所切り込みを入れると、伸びるんですよ。どうしても被りたい帽子が自分のサイズにはまらない人は、一度確認してみるといいかも。ただ、間違ったところを切ってしまう恐れもあるので、そこは自己責任です(笑)。

日比野:これは裏技ですね!

露木:ショップスタッフの立場からメッセージをお伝えするなら、やっぱりぜひ一度お店に遊びにいらして欲しい、ってことですかね。オーバーライドでは、自社のオリジナル製品からインポートブランドまで取り扱っています。洋服屋さんにはない、帽子専門店ならではの豊富なブランドラインナップやサイズ展開をご用意しています。海外のブランドだと、大きなサイズも見つかりやすかったりしますし、何かしらは必ずサイズが合うものをご提案させていただけますよ。

日比野:そうだね。あとはオンラインストアを見ていただければ、“大きいサイズ”で検索をかけられるようになっています。その中でどういう帽子があるのかを見てからお店に足を運んでいただくのも分かりやすくていいかも。これからもオーバーライドでは、積極的に大きいサイズのプロダクトを作っていけたらと思っています。

鶴:やっぱり、僕らみたいな人がたくさんいるだろうし。っていう使命感もあるね。いろんな大人の事情にもめげずに(笑)、大きなサイズを開発していきたいと考えているので、みんな、諦めないで!

※商品のお取り扱いについて、詳しくは各店舗までお問い合わせください。 Shop List>>

Words: Mai Otsuki Photos: KOBA Edit: Misaki Yamaguchi , Haruna Kato