キャップはかぶり方で変わる!《メンズ20代~40代》前髪は?深さは?帽子の着こなしお手本集

いざかぶるとなると意外と迷う、キャップやハットなどの「帽子のかぶり方」。前髪は入れる?浅めにかぶる方がいいの?…など、ふと出てくるちょっとした疑問に、毎日帽子を着用している20代、30代、40代のスタッフがリアルなコーディネートとともにお答えします。
紹介するのはどれも人気の定番帽子。キャップ、ハット、ニット…それぞれのポイントを押さえて帽子ライフをもっと楽しんで。
●目次
帽子のかぶり方【40代】
ボサボサ頭も簡単に隠せるスウェットビーニー
KANGOLの大定番504!ハンチング
帽子のかぶり方【30代】
NEW ERAの旬モデル9TWENTYキャップ
エントリーモデルにおすすめ。ウールの中折れハット
帽子のかぶり方【20代】
冬レジャーの相棒、フライトキャップ
実はジャンルレスな優秀アイテム、バスクベレー
帽子のかぶり方【40代】
ボサボサ頭も簡単に隠せる
スウェットビーニー

No.800190507 ¥4,400(税込)
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寝癖によるボサボサ頭をサッと隠すのにも便利なゆったりしたサイズ感のビーニー。裾を折り返して高さを調整し、ワッチとしてかぶることも。
かぶり方のコツ

「ビーニーは長さがあるので、かぶってから後ろに倒し後頭部側をクシュっとさせて集めます。そうすることで収まりがよく、こなれたシルエットに。折り返してワッチとしてもかぶれますが、スタイリングがカジュアルなときほどビーニーとしてかぶると、全身のバランスが取れて大人見えします」

「普段は子供と一緒に公園などへ遊びに行くことも多いので、着心地のいいスタイルが基本。このビーニーもスウェット生地で楽にかぶることができます。カジュアルな分、きちんとした印象をくれる黒を選んですっきりと。コーデはチャコールグレーのグラデーションで重たくならないように仕上げました」
KANGOLの大定番504!
ハンチング

No.127169001 ¥7,590(税込)
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“KANGOLといえば…”な504型のハンチングは1954年に誕生して以来、今も色あせず人気の形。しっかりとふくらみがあるので前後を逆にしてベレー風にかぶることも。
かぶり方のコツ

「ハンチングをかぶったことない人もサラッと着こなせるくらいシルエットがきれいなモデルなんですが、より上手にかぶるには無理しないサイズ選びが肝心かなと思います。帽子と頭の間に指一本入るくらいが目安。ツバをあまり深く被りすぎず、少しおでこが見えているくらいだと、抜け感が出ます。ツバを後ろにしたり横にしたりと、正解はたくさんあるのでいろいろ挑戦してほしいです」

「もともと音楽好きなのですが、音楽カルチャーに根付いた歴史あるカンゴールの帽子は、取り入れるだけでスタイルをつくってくれると感じています。実は家にあるカンゴールのコレクションは100を超えるんですが、その中でもベージュのハンチングはきちんと見えてシックにまとまるので、初心者もかぶりやすいと思います。今日はラフなスタイルをジャケットとハンチングで大人に仕上げてみました」
帽子のかぶり方【30代】
NEW ERAの旬モデル
9TWENTYキャップ

No.230039004 ¥4,400(税込)
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シンプルなデザインと適度な洗いざらし感が自然で、デイリーにかぶりやすいモデル。フロントのMLB各球団ロゴがポイントになって、幅広いコーディネートのアクセントに。
かぶり方のコツ

「浅く被ったり浮かせたりせずに、しっかりとかぶるのがおすすめです。その方が、形がきれいに見えます。あとはツバを上げたり下ろしたりと角度を調整して、印象を変えるイメージ。僕はパーマヘアでボリュームがあるのでサイズ感はちょっとだけゆるめが好き。他の帽子同様、目安は帽子と頭の間に指が1本入るくらいです」

「最近30代に突入し仕事のポジションも変化したということで、今までなかなか挑戦できなかった“大人の余裕”みたいなものを感じられるスタイルに挑戦したくて。きちんと感のある白ジャケットに、あえてカジュアルな帽子を合わせて外してみました。ロゴは、あまり人と被らないデトロイトタイガースで」
エントリーモデルにおすすめ
ウールの中折れハット

No.800190503 ¥9,900(税込)
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ウールフェルト素材の中折れハット。クラウンとブリムのバランスにくせがないので幅広いコーディネートに使えます。サイズが選べて、内側で-2㎝程度のサイズ調整も可能。
かぶり方のコツ

「深くかぶるときれいめに、おでこを出すとカジュアルな印象になります。今日は少しだけおでこを見せて、ラフなスタイルを演出。眉上から生え際くらいの間で角度を調整すると、間違いないです。もみあげや耳の後ろのサイドヘアはタイトにまとめるとスッキリ見えますよ」

「30代になると、カチッと決める場面も多くなってくると思います。ハットはもちろんシャツや革靴で程よく決めて、いろんなシーンに対応できるきれいめカジュアルスタイルを考えてみました。帽子の色とトップスの色を合わせると間違いなくまとまるのですが、靴の色とリンクさせるのもおすすめ。メガネはハットと相性もよく、こなれ感を出したいときにはぴったりです」
帽子のかぶり方【20代】
冬レジャーの相棒
フライトキャップ

No.828190208 ¥6,930(税込)
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耳当てを上げたり下げたりといろいろなアレンジが楽しめるフライトキャップ。撥水加工を施したナイロン素材&軽量なので、レジャーはもちろん寒い日のお出かけにも。
かぶり方のコツ

「被り方は“耳当てを上で留める、垂らす、後ろで留める”の3パターン。真上で留めるのが基本形ですが、後ろに留めてボアが少し耳につくくらいのシルエットにアレンジするのもアリ。厚い前髪がある人は深くかぶると重たく見える場合もあるので、少し後ろに傾けるだけでスッキリしますよ」

「最近のトレンドは耳当てを下ろすスタイル。フライトキャップの雰囲気に合わせてアースカラーでまとめました。ボリューミーなトラッパーを被るとき、足元はお気に入りのティンバーランド、ダウンベストやMA-1など服でも重さを出してバランスを整えます。落ち着いた色味なので、ウールの冬アウターとも相性抜群ですよ」
実はジャンルレスな優秀アイテム
バスクベレー

No.827390001 ¥6,600(税込)
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日本製ならではの綺麗なシルエットと、安定感ある深さ、適度なハリと厚みが魅力のウールベレー。幅広いサイズに対応し、シルエットの違いも楽しめる2サイズ展開。
かぶり方のコツ

「トレンドではあるのですが、男性は“かわいい感じになってしまうかも…”と敬遠する一面もありますよね。でも、かぶり方で印象が変わるのでぜひ試してほしいです。片方の耳を出して、もう一方の耳を帽子の中にしまうようなイメージで傾けると、ほどよく崩れて一気にこなれた雰囲気に。ニット帽感覚で合わせられる汎用性もあり、ハリのあるシルエットで頭の形をカバーしてくれるので、実はかなり使いやすいアイテムです」

「ベレー自体が59cmと大きめのサイズを選んでいるので、服もゆったりしたものを重ねてバランスをとりました。色も帽子と同じようなグレージュトーンでまとめると、コーディネートの一部として馴染ませやすいので、ベレー初挑戦や普段帽子に慣れていない方にもおすすめです。」
どの帽子も、かぶり方の正解はひとつではありません。帽子のプロのお手本を参考に、自分にぴったりのかぶり方を探してみてくださいね。
※出演スタッフやインタビュー詳細は、2023年1月時点での情報です。
Words: Mai Otsuki Photos: Seiji Watanabe Edit: Misaki Yamaguchi , Haruna Kato