ハンチング帽とは?ベレー帽との違いやかぶり方、レディースにもおすすめのアイテムをまとめて紹介!
近年じわじわと人気が広がっているハンチング。おじさんや、ハンバーガーショップの店員さんのものだと思っていませんか?これを読めば、ハンチングのイメージがちょっと変わるはず。歴史から知るハンチングの意味やかぶり方、おすすめのアイテムをまとめて解説します。
●目次
歴史から知るハンチングの意味と特徴
ハンチングの基本のかぶり方
ハンチングが似合う人は?顔の形に合わせて選べば失敗しにくい
定番も新作も!おすすめのハンチング6選
ハンチングといえば!KANGOLのおすすめ6選
なんかダサい…はコーデで解決!
歴史から知るハンチングの意味と特徴
最近では性別、年代を問わず着用されているハンチングですが、その歴史はイギリスの紳士帽から始まりました。
ハンチングは英語でhunting、日本語で鳥打帽
日本語で「鳥打帽」を意味するハンチングは、その名のとおり狩猟用の帽子が始まり。イギリスの上流階級の紳士が乗馬や狩猟といった激しい運動をするときのために、頭の形に合ってズレにくい帽子として作らました。短めのツバが付き、真円に近い1枚の天井が正統派の形ですが、ほかにもさまざまなアレンジが加えられたものがあります。
ベレー帽とハンチングの違い
ハンチングとベレー帽。いろいろな名称の帽子があって、違いが分からないという人も少なくありません。これらの帽子は「つばの有無」が異なります。
ベレー帽の特徴は「丸く平らでツバがない」こと。天井にチョボが付いていたり、かぶり口にトリミングが施されていたりと種類ごとに細部は異なりますが、丸くてつばがなければベレー帽に分類されます。
ハンチングは後ろ前でかぶるとベレー風に
丸く平らなフォルムがハンチングとベレー帽の共通点ですが、前方にツバが付いたものはハンチング、なければベレー帽。そのためハンチングを後ろ前でかぶると、前から見たときにベレー帽のような印象に。
「おじさんっぽい」は昔の話!レディースにも人気上昇中
イギリスの紳士が運動時にかぶっていたことから、ゴルフウェアやおじさんの日常着のイメージが強かったハンチングですが、最近では性別や年齢を問わず注目されています。
ユニセックスなファッションを楽しむのに、キャップやバケットハットはカジュアルになりすぎる…そんなときにハンチングは、スポーティとカジュアル、そして上品さのバランスを絶妙に取ることができます。
ハンチングの基本のかぶり方
ハンチングは、キャップやハットとは少し形が異なることから、かぶるのに難しさを感じる人も。しかし押さえるべきポイントは、実は多くありません。
ハンチングは運動時にズレにくいよう頭に沿う形をしています。そのため、後ろをしっかりと深くかぶると頭になじんできれいなシルエットに。あとはツバの角度を上げ下げして顔の見え方を調整します。ツバを上げると、前髪がつぶれにくくなるというメリットもありますよ。
ハンチングが似合う人は?顔の形に合わせて選べば失敗しにくい
ハンチングは、シルエットやディテールの種類が豊富。手っ取り早く自分に似合う形を見つけたいなら、顔の形に合わせて選ぶのもひとつの方法です。
自分の顔の形がどれか分からないという人は、以下のページで簡単に診断できます。
「たまご型」は基本的になんでもOK!新しい形に挑戦しよう
どんな帽子をかぶってもバランスが取りやすいとされる、たまご型。頭に合わせた丸みのある帽子を深くかぶると小顔効果が期待できます。シェード付きのアイテムなど、一見難しそうなアイテムもぜひチャレンジしてみて。
「面長」は平ら・浅めで周囲が広く、存在感があるものに注目
顔の縦幅があってかっこいい、落ち着いた印象の面長さん。存在感のある帽子もかぶりこなせるのが魅力ですが、縦長をカバーしたいなら浅めのハンチングがおすすめ。浅く平らにかぶることで、バランスが整います。
「丸顔」は丸みのある形が顔なじみ◎浅めにかぶって縦長に
曲線的でやわらかい印象の丸顔さんは、フェイスラインに合わせた丸みのあるシルエットの帽子がお似合い。顔周りをすっきり見せたいなら、あえておでこを見せて浅めにかぶると縦のラインを補えます。
「ベース顔」はかっちりした素材で大ぶりな形をチョイス
シャープな印象でカジュアルなアイテムもおしゃれに着こなせるベース顔さん。フェイスラインになじむ帽子を探す場合、しっかりした素材感で顔の幅よりも広めのものがおすすめです。
定番も新作も!おすすめのハンチング6選
ここからは、オーバーライドで買えるおすすめのハンチングをご紹介。人気のロングセラーアイテムからデザイン性の高い新作まで、帽子専門店ならではのラインナップが揃います。
初心者もかぶりやすいニットハンチング
オーバーライドで長年人気のニットハンチングは、立体的なシルエットとカーブのある長めのツバが特徴。キャップとハンチングのいいとこ取りをした形で、カジュアルにもクラシックにも使えると評判です。
洗えるリネン風素材で春夏のアクセントに
麻のようなファブリックを使用したハンチングは、程よいハリ感とシャリ感が魅力。シワになりにくくソフトな風合いで、なんと洗濯機洗いOK!シンプルなメンズコーデにさらりと合わせたいアイテムです。
シンプル&ベーシックなハンチングの定番品
ベーシックなシルエットで、流行に左右されることなく長年愛用できるハンチング。3サイズの展開があるうえにサイドのベルトで微調整ができるので、ぴったりのフィット感に出合えるはず。
レザーとのコンビネーションで上質さを演出
麻とレザーの切り替えが特徴的なこちらは、帽子好きに人気のブランドarthの定番アイテム。上質な素材感とシルエット、豊富なサイズ展開で、大人のギフトとしても好まれています。
夏までかぶりたい快適ハンチング
撥水性と通気性に優れた特殊素材を使ったこちらのハンチングは、防シワ、速乾性も高く洗濯機洗いOKと、嬉しい機能が満載です。さらに裏地はメッシュ生地で、夏場やダンスなどのスポーツシーンも快適!
サンシェード付きハンチングは夏の新提案
取り外しできるサンシェードが新鮮!本体は撥水加工が施されたナイロン素材なので、フェスやキャンプなどアウトドアで活躍しそう。夏のシンプルコーデのアクセントにもぜひ。
ハンチングといえば!KANGOLのおすすめ6選
ハンチングといえば右に出るものはない人気ブランド、カンゴールも見逃せません。素材とシルエットから、好みのモデルをチェックしましょう。
カンゴールの代表的モデル「504」
カンゴールのハンチング型には種類がありますが、なかでも王道のスタイルが「504」。カンゴールのなかでも浅く平らで、やや横に広いシルエットが幅広い顔の形に似合います。「BERMUDA」はタオルのような素材感で人気。
キャップとハンチングのハイブリッド「507」
「507」は、「504」にベースボールキャップの要素を組み合わせたタイプ。丸みのあるボディが特徴で、キャップ感覚で深くしっかりかぶれます。こちらはカンゴールの定番素材のひとつ、通気性がよく軽量の「TROPIC」。
竹繊維の「BAMBOO」は春夏にぴったり
春夏はバンブー(竹繊維)糸のハンチングもおすすめ。吸湿性、通気性、抗菌性に優れ、さらりとした肌触りが魅力です。カンゴールといえばカンガルーロゴが印象的ですが、こちらはすっきりとサイドのロゴタイプのみ。
キャスケットのように丸く立体的な「HAWKER」
「HAWKER」はキャスケットのように8枚はぎで立体的になっているのが特徴。クラウンをつばに留めることでハンチングとして仕立てられています。後ろ前でビッグサイズのベレー風にかぶるのもおすすめ。
素材感のある「BERMUDA」×立体的な「HAWKER」
タオル地のような「BERMUDA」をキャスケット型の「HAWKER」に仕立てたハンチング。素材の凹凸感とシルエットの立体感が、コーディネートの完成度をアップしてくれます。
ダメージデニムのパッチワークが印象的
「TROPIC」や「BERMUDA」といった定番素材とは違ったタイプのハンチングも。こちらはダメージの入った2種類の柄のデニムのパッチワーク。デニムなので使いやすさもありつつ、スタイリングのアクセントに◎
なんかダサい…はコーデで解決!
ハンチングをかぶってみたけど、なんかダサい…という人は、かぶり方や洋服との組み合わせがアンバランスなのかもしれません。オーバーライドでは、帽子のプロである店舗スタッフによるコーディネートを「STAFF SNAP」で日々更新中!かぶり方やスタイリングを参考にしてみてくださいね。