2025年春夏流行りの帽子を種類別に解説！韓国トレンドやバケットハットの変遷も《レディース・メンズ》

流行の帽子は、被るだけでコーディネートが今っぽくなる優れもの。でも、同じ種類でも形や素材などの微妙な違いがあって、トレンド感を押さえるのが意外と難しいこともありますよね。

帽子の流行なら、専門店にお任せあれ。この記事では、オーバーライドの2025年春夏展示会で注目を集めた今年流行る帽子の種類を解説！ファッション業界の皆さんが実際にオーダーした人気アイテムも紹介するので、旬の帽子を知りたいならぜひチェックを。

●目次
女子・男子の垣根なし！今年の春夏流行りの傾向は？
顔まわりを包む系トレンドのアイテム4選
ニット帽のトレンドアイテム6選
機能性帽子トレンドのアイテム5選
流行遅れじゃない！キャップ・バケットハットは超定番アイテム
ほかにも今シーズン注目の帽子が続々！

女子・男子の垣根なし！今年の春夏流行りの傾向は？

まずは、展示会で見えてきた流行りの傾向を4つのポイントで解説します。キャッチーなスタイルは、韓国からの流れで日本でも支持されているようです。

性別を問わず「被りたい帽子」を選ぶのが当たり前に

展示会で手に取られるアイテムの傾向で顕著だったのが、性別を問わず「被りたい帽子」を身に着けるのが当たり前になったこと。

たとえば、スカーフを頭に巻くいわゆる「真知子巻き」。かつては女性らしさを感じるスタイルでしたが、今年の展示会では男女問わずおしゃれな人から選ばれていたのが印象的でした。

反対に、紳士帽やおじさんのイメージが強かったハンチングも、じわじわと若い女の子の間で被る人が増えてきています。おじいちゃんのような「グランパコア」スタイルに合わせたり、ガーリーなコーデの外しにしたり、幅広い着こなしに活用されています。

顔まわりを包むスタイルの人気が加速《スカーフ・ボンネット》

スカーフとキャップの組み合わせをはじめ、顔まわりをすっぽりと包み込むスタイルは昨年に続いて人気の様子。

赤ちゃんみたいな帽子の「ボンネット」も、徐々に市民権を得てきました。かつてはヨーロッパの淑女の帽子のイメージが強かったボンネットですが、カジュアルなデザインも増え、ジャンルを問わず愛されるように。

ニット帽の注目は「ビーニー」「手編み風」

ニット帽は、昨年注目されたスタイルが今年も継続して人気。形は折り返しのない「ビーニー」が、折り返しのある「ワッチ」と呼ばれるタイプをしのぐ勢いで支持されています。漂う平成っぽさが今の気分にぴったりで、男女問わず気になっている人が多い様子。

編み地は手編みや手編み風を思わせるかぎ編みなど、ざっくりとした雰囲気が人気。かぎ編みのニット帽は、デザインのかわいさはもちろん通気性も優れているため春夏にぴったりのアイテムです。

アウトドア派は機能性もおしゃれも欲張ろう

春夏、屋外での活動に帽子は欠かせません。そんななかで、機能もデザインも充実したアイテムが展示会でも人気を集めていました。日除け、軽量、イージーケアなど、豊富な魅力をチェックして。

帽子の型として人気の幅が広がっているハンチングにも、機能性をプラスしたアイテムが。取り外しできるサンシェードが付いていることに加え、薄手のリネンの軽さに驚きの声が続出。写真だけではわからない機能は、ぜひ手に取って確かめてください。

顔まわりを包む系トレンドのアイテム4選

ここからは、展示会でも人気の高かった商品を流行りのポイント別に紹介。まずは、スカーフやボンネットなど、顔まわりを包む系アイテムから。

使いやすくてアレンジ自在のスカーフ

紐付きの三角巾タイプで、頭にサッと巻くだけでOKのバブーシュカ。今年はキャップ×スカーフの組み合わせが注目ですが、単体で幅広く使えるのも人気の理由。付け襟にしたり、ベスト風や腰に巻いたり、アレンジを楽しんで。全6色とカラーやチェック柄の種類も豊富なので、好みの1点が見つかるはず。

スカーフ一体型のキャップに驚きの声続出！

展示会では、見た目のインパクトに惹かれる人が多かったのがこちら。キャップとレースの大判スカーフがドッキングしたアイテムで、被るだけでトレンドのスタイルができあがります。レースのデザインも今っぽく、そのまま垂らしたり、あご下や後ろで結んだりとアレンジも楽しめます。

シンプルコーデに合わせたいボンネット

オーバーライドで人気のニットボンネット。特徴的でありながら被ってみると意外と収まりがよく、年々愛用者が増えてきています。今年の新作はTシャツの柄のようなボーダーで、夏らしくて爽やか。普段のコーデがシンプルな人にこそプラスしてほしいアイテムです。

夏らしい麦わら帽子風ボンネット

ボンネットには夏らしい素材のアイテムも。こちらはペーパー素材を編んでおり、通気性がよく夏のお出かけにぴったり！柔らかい素材で軽く丸めて持ち歩くこともできるので、旅先の日除けにも活躍しそう。トレンド感たっぷりに夏の気分を上げるアイテムとして、注目されています。

ニット帽のトレンドアイテム6選

続いては、ビーニーや手編み系が人気のニット帽。展示会でもさまざまなアイテムがオーダーされていました。

初心者でも被りやすいショートビーニー

ビーニーは長さによっては被り方に難しさを感じることもありますが、こちらは形を気にせず被るだけでおしゃれに決まるショート丈のアイテム。シンプルなデザインなので、持っておくと何かと重宝するはず。程よい肉感で小顔効果がありつつ、シャリ感のある素材で夏に被っても暑苦しくありません。

今っぽい雰囲気のボーダービーニー

肌なじみのよいカラーのマルチボーダーが、コーデのワンポイントになるビーニー。こちらもショート丈なので、形を気にせず簡単に被れます。ビーニー自体も今っぽさがありますが、柄も相まってトレンド感たっぷりのアイテムです。

レース編み＆リボンがシンプルかわいいニット帽

コットン糸をレース編みにした、夏まで被れるサマーニットビーニー。両サイドにリボンが付いたかわらしいデザインは、本体と同色になっているので主張し過ぎず、大人コーデにもマッチします。春夏コーデのさりげないアクセントにぜひ。

発売以来大人気の紐付きビーニー

ありそうでなかった紐付きのビーニーは、数シーズン前に発売以来、大人気のアイテム！紐をあご下で結ぶと、トレンドのスカーフやボンネットのように顔まわりを包み込む雰囲気が手軽に取り入れられます。

手編みのスカーフビーニーはおしゃれ度満点！

展示会で「珍しい！」と手に取る人が多かったのが、こちら。スカーフと一体になった手編みのサマービーニーで、これを被るだけで海外ガールのような雰囲気が楽しめます。夏のビーチやフェスなど、さまざまなシーンで気分を上げてくれること請け合い！

パジャマみたいな小花柄がキュート

こちらはニットではなく、伸縮性のあるカットソーを使ったビーニー。柔らかく肌触りのよい素材感と小花柄が、まるでパジャマのような雰囲気。ぴったりし過ぎないゆとりのある被り心地も相まって、かわいくもリラックス感のあるコーディネートが楽しめます。

機能性帽子トレンドのアイテム5選

帽子専門店のオーバーライドなら、機能とデザインを両立したアイテムも豊富！そのなかから展示会でも人気の高かったものを紹介します。

古着っぽいデザインと充実の機能が魅力

古着好きにはたまらない雰囲気のこちらは、見た目はもちろん充実した機能もあって展示会でも多数のオーダーが集まりました。凹凸感のある生地は夏場もベタつきにくく、さらにサンシェードにあご紐付きと、夏レジャーに嬉しい特徴が満載。サイドには、なんとサングラスを掛けるホルダー付きの優れもの！

トレンド×機能性の注目ハンチング

若者たちから人気拡大中のハンチングも、機能性アイテムに注目。取り外し可能なサンシェード付き＆薄手のリネンキャンバス生地で、涼し気かつ軽量なのがポイント！サイズ調整パーツはベルトではなく細紐になっていて、ナチュラルな雰囲気でかわいいと好評です。

スカーフ×キャップスタイルの機能版

スカーフ×キャップの組み合わせは、ファッショントレンドであることに加えて日除けにも役立ちます。こちらのキャップはスカーフ部分がメッシュ生地になっているため、軽くて通気性があり、自転車に乗る人から人気の様子。さらに、内側は接触冷感＆UVカット素材。ひんやりした肌触りをぜひ体感して。

配色も好評なスカーフ付きジェットキャップ

取り外し可能なスカーフが付いた、トレンド感たっぷりのジェットキャップ。本体とスカーフのどちらも撥水素材を使っているため、アウトドアシーンでの突然の雨にも対応できます。スタイリッシュな3色展開ですが、なかでもオレンジとネイビーの掛け合わせは目を引くかわいさで人気！

とにかく軽い！メッシュのジェットキャップ

サイドパネルにポリエステルメッシュ生地を使ったジェットキャップ。持ってみると非常に軽く、展示会では驚きの声が多数聞かれました。メッシュキャップは平成トレンドでもありますが、こちらはシティライクな雰囲気で大人のアウトドアスタイルにも◎。

流行遅れじゃない！キャップ・バケットハットは超定番アイテム

最後に、気になっている人が多い「バケットハットの流行りはいつまで？」という疑問に、オーバーライドが帽子専門店としてお答えします。

キャップやバケットハットは、基本的に流行り廃りのない定番品。ただし、アイテムごとにさまざまな特徴があり、ディテールの部分でトレンド感が出ます。人気の要素を取り入れることはできますが、そうでなくても「流行遅れ」になることはないのでご安心を。

ここでは、トレンドの要素が加わったキャップ＆バケットハットを紹介します。

ハードなユーズド感が今っぽい！

平成の定番アイテム、メッシュキャップにハードな洗いをかけて色落ちさせ、さらにダメージ加工を施したユーズド感たっぷり。Y2Kファッションが人気の今の気分にマッチするアイテムです。トレンドのグランパコアファッションに合わせるのもおすすめ。

大人の女性が使えるカレッジ感が新鮮

展示会で大人の女性から人気だったのが、こちらのキャップ。デニムとイニシャルエンブレムでカレッジ感のあるデザインに仕上がっています。カジュアルになりすぎないのは、エレガントな色使いと上品で安定感のあるフォルムゆえ。大人のカジュアルコーデにぜひ。

古着感がちょうどいいバケットハット

日焼けしたような色落ちにユーズドっぽさを感じる、コットンツイル生地のバケットハット。筆記体ロゴもアメリカンヴィンテージのような雰囲気を醸しています。形はいわゆる定番のバケツ型ですが、いま人気の古着コーデになじむデザインです。

バケットハットから派生したボンネット

ここ数年の帽子のトレンドは、バケットハット人気をきっかけとして「クローシュハット」と呼ばれるつばが下向きのハットを目深にかぶるスタイルに進化。そこからさらに顔周りを覆うトレンドへと派生していると考えられています。ボンネットもそのひとつで、目深にかぶればバケットハット風、浅くかぶってあご紐を結べば顔を包むスタイルに。今っぽいシルエットが楽しめるアイテムです。

ほかにも今年注目の帽子が続々！

こちらの記事で紹介したアイテムは、トレンドのなかのほんの一部。帽子専門店オーバーライドでは、今シーズン注目の帽子をさまざまなデザインで展開しています。オンラインストアで、近くのお店で、ぜひチェックしてください。